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【投資と融資の違いは?】起業時に必要な資金調達方法

起業時の資金調達方法はどのようなものがあるか。

 

 起業するにあたって資金が足りない場合はどこかから資金調達する必要がありますが、どんな方法でどの機関から開業資金を調達するか迷う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

 今回は資金調達の主な方法と、そのメリットデメリットを解説していきたいと思います。

 

 

大きく分けて

 

 

投資

 

融資

 

に分けることができる。

 

投資(≒出資)

 

・事業の成功を期待して資本金を提供する行為

 

・事業に失敗した場合、*買い戻し条項のような契約を結んでいない限り返済しなくてもよい。

ただし、啓礼が左右されたり*株主代表訴訟を受けたりすることはある。

 

・逆に事業が成功した場合、成功によって得られた利益は何らかの形で投資側に還元しなければならない。

 

何も還元しなかった場合、当然の権利として配当や役員解任や身売りなどの経営方針が左右されることとなる。

 

 *買い戻し条項・・・売り手に対して、一定の条件を満たせば対象物を買い戻せる権利を付与するという内容を決めた特約。不動産売買契約やM&A、サッカー界でも取り入れられている。

 

 *株主代表訴訟・・・株主が会社を代表して役員等に対して法的責任追及のために行う訴訟のこと。

 

 

メリット

 

 出資された資金の返済義務がない

 

 会社の成長を促進するための支援が受けられる

 

 利息がかからない

 

 業績が悪いときは配当金支払いを見送ることができる

 

デメリット

 

 持ち株に比例して経営の自由度が変わってくる

 

 業績が良いときは融資よりも資本コストが高くなる

 

 希望する額の資金調達が難しい

 

 

融資

 

お金を貸して、資金を融通することで、元本と利息の返済義務がある。

 

・事業の成功失敗にかかわらず借り入れた金額の返済と決められた金利以外に支払う必要がない。

 

・担保を差し入れていた場合は売却、保証人を入れていた場合は保証履行、両方なしもしくは返済、金利の支払いに届かない場合は、差し押さえ、競売、最終的には破産申告する。

 

 担保とは、お金を貸す側(債権者)に対してお金を借りる側(債務者)が返済できなかった時の保証としてあらかじめ差し出す財産のこと。

 

 

メリット

 

 必要な資金を調達しやすい

 

 経営の自由度が維持できる

 

デメリット

 

 元本や利息の返済義務がある

 

 担保や保証人が必要なケースがある

 

 

★まとめ

 

 投資や融資を受けることは、どちらも起業時に必要な資金調達方法になりますが、内容は全くと言っていいほど異なるものになります。

 

 具体的な方法はまたの機会にまとめていきたいと思います。

 

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