クラウドファンディング
クラウドファンディングとは銀行や投資家ではない不特定多数の人々(個人や法人)から、ネットを通じてお金を集めることです。
クラウドファンディングの事業規模も年々増加傾向にあり、コロナの影響で飲食店を中心に過去最多にもなっている支援も存在します。
基本的に4つの形に分けられます。
購入型・寄付型(非投資タイプ)融資型・株式型(投資タイプ)
今回はクラウドファンディングで起業後の資金調達を目指す方向けにメリットデメリットをまとめていきたいと思います。
メリット
・個人でも資金調達ができる。
一昔前なら金融会社の審査が通らなければ創業をあきらめてしまったケースも、クラウドファンディングでビジネスモデルに共感する人たちを獲得することで、資金調達できるという可能性が生まれたことになります。
これまで資金需要鵜を満たさなかった事業者が投資家の力によって更なる事業機会を得ることができるようになったことは大きな変化です。
・PRできる
クラウドファンディングで起業資金を募った場合、そのビジネスアイデアはクラウドファンディングのサイト、SNSなどを通して、多くの人に伝わる可能性を広げることになります。
起業資金を募っている段階で、知名度のアップが期待できます。
・支援者との接点が生まれる
投資してくれた人は少なからずプロジェクトに興味を持ってくれていると考えてよいです。
独立前から支援者との間に接点が生まれることで、創業できた際に仕事を依頼してくれる可能性があります。
仮に成功しなかったとしても人脈を広げる機会になります。
・資金が集まらないときに手数料はかからない
多くのクラウドファンディングのマッチングサイトは審査や掲載まで無料でできます。
目標金額に達しなかった場合もお金がかからないので金銭面に関するリスクは低いと言えます。
デメリット
・管理コストが大きくなること。
クラウドファンディングの種類にもよるが、成功報酬のリターンとしての商品やサービスの発送、分配金の振り込みなど多くの手続きや業務が発生します。
管理するための人手やシステムなどのコストがかかる可能性がある
・web上に残り続けること。
クラウドファンディングで一度プロジェクトを公開すると、募集期間はもちろん、目標金額の達成、未達成のかかわらず原則としてweb上から削除できない。
・悪意を持った利用者の可能性があること。
仕組みを知ったうえで利用しようと考える人もいるかもしれません。
購入型、寄付型では集めた資金がすべて正しく使われているかどうか詳細に確認することはできません。
次回からクラウドファンディングの4つの形について解説していきます。
居谷