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【種類別に解説】融資型(貸付型)クラウドファンディング

融資型クラウドファンディング

 

 融資型クラウドファンディングはソーシャルレンディングとも呼ばれ、営業者(クラウドファンディング事業者)が金融庁管轄の第二種金融商品取引業(電子申込型電子募集取扱業務等)の登録を受けることによって、インターネット上で出資資金を募集する仕組みとなります。

 

 出資者は投資のような感覚で営業者にお金を払う形になるので、実際に融資を行うのは営業者になります(賃金業法上の賃金業者であり、募集した出資資金を持って営業者が選定をした資金需要者に貸付を行う

 

 株式を購入するのではなく、企業に融資してその元本に利息をつけて返済してもらって収益を得る形になります。

 

 一般の銀行融資よりも高い金利が設定されており、毎月金利という形で定期収入を得ることができるので、投資の中でも資産運用向きと言われていています。

 

購入型などとの大きな違いは法律上の手続きの有無(支援活動と投資活動の違い)

→ソーシャルレンディングは投資活動に分類されるため金融商品取引法上の業者登録が必要になる。

 

 

メリット

 

 少額から始められる。

 

 4~10%の利回りが期待できるため、定期預金や債券投資と比較して金利が高い。

 

 複数の資金調達を持ちたい企業に人気。

 

 投資案件として保全性が高いものになっている。

 

 出資後の手間がかからない。

 

 担保や保証付きの案件がある。

 

 銀行の融資の審査に比べて融資を受けやすい。(融資を受ける側)

 

デメリット

 

 デフォルト(貸し倒れ)リスク

 

 短期的な利益を得にくい

 

 融資が匿名化されていて、投資家はリスク判断できない。

 

 満期になるまで運用期間中の解約ができない。

 

 一度資金運用すると資金はロックされ別の事業者に投資できない。

 

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