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生産計画と在庫管理

生産計画とは

生産計画とは、製品の種類、時期、数量をきめる活動のことです。
生産計画を決めることで、納期、生産量、稼働率などを効率的に回すことができます。

生産計画は日数によって分けられます。大日程計画、中日程計画、小日程計画の3種類です。

大日程計画は最も期間の長い計画になります。一般的に期間は3ヶ月から1年単位の長期の計画になるため過去の実績をもとに行いますが、精度はあまり高くありません。

中日程計画は1ヶ月から3ヶ月以内の計画になります。中日程計画では実際に受注した内容から計画する場合が多いです。部品、材料、人配などを計画します。

小日程計画は最も期間の短い計画になります。1週間から1ヶ月の計画になり、確定した納期や生産量に基づき細かく計画していきます。

次にスケジューリングです。スケジューリングとは各工程に対して作業量と開始時期と完了時期を決めることです。スケジューリングの中でも様々な方法に分類されます。

フォアードスケジューリング
作業を開始時期を基準として予定を組んでいく方法です。

バックワードスケジューリング
作業を完了時期を基準として予定を組んでいく方法です。完了時期を基準としているので、納期が決まっている場合に利用する方法になります。

ジョブショップスケジューリング
多種少量生産の機能別レイアウトの時によく使われる方法で、製品ごとに工程がかわり流れが複雑になります。ジョブショップスケジューリングの中でもジョンソン法ディスパッチング法があります。

ジョンソン法では二つの工程がある場合に最も短い期間でスケジュールを作成できる方法です。
ディスパッチング法は順序をあらかじめ決めずにルールにより作業者を割り当て処理していく方法です。

フローショップスケジュール
小種多量生産の製品別レイアウトの時によく使われる手法です。機械の配置に沿って流れる作業になりますのでジョブショップスケジュールに比べて簡易になります。

在庫管理とは

在庫管理とは保管してある製品や材料などを適正な数量を保つ状態にしておくことです。多すぎる場合も少なすぎる場合でも良くないです。
在庫が少なすぎると、機会損失になる。多すぎると過剰在庫になり、スペースが埋まってしまい無駄に破棄する場合が増えたりします。
なので適切な在庫水準を維持するためには需要予測や在庫量を把握し発注をかけなければいけません。

製品や材料の発注には、何種類かの方式があります。
定量発注方式は在庫がある一定の水準まで来ると、一定量発注する方式です。その水準のことを発注点といいます。発注量は毎回同じになり、その発注量のことを経済的発注量といいます。そのため管理は簡単になります。

定期発注方式は発注時期を決め、その都度発注する方式です。発注の時期は決まっていますが、発注量はその時の需要や在庫量から計算して発注を行うため管理が複雑になります。

ダブルビン方式は名前の通り、二つの在庫を用意し片方がなくなれば発注するという方式になります。常に片方は在庫として残っているため、在庫不足をなくすことができます。

次にABC分析の説明に進みましょう。ABC分析とは製品の売り上げの高いものをA、中ぐらいのものをB、低いものをC、という高い順に並べて管理する方法のことを言います。売り上げが高いものに経営資源を多く配分し効率的に売り上げを向上させることができます。

Aのグループは売り上げが高く、1番重要な品目になるため細かく管理する必要があります。なので発注方式は定期発注方式が向いています。

BのグループはAグループよりは売り上げは低く管理もそこまで複雑でないため定量発注方式が向いています。

Cのグループは売り上げが一番低いグループになるので、管理も簡易に行うためにダブル瓶方式が向いています。