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スタートアップとは

 過去にまとめたことがありますが、スタートアップはベンチャー企業や起業などとよく混同されます。

 

 ここではスタートアップの正しい意味を解説していきます。

 

スタートアップの正しい意味

 

広義では「立ち上げたばかりの企業」や「起業したばかりの会社」といった意味で使われることがある。

しかし、欧米などでも使われている正確な意味合いとしては、ただ新規の事業を行う企業を指すのではなく、「社会の中で解決されていない問題を解消するために新規の市場を開拓し、急速な成長を遂げている企業組織の形態」を指すこともあります。

つまり、狭義では、これまでに例のない新しいビジネスモデルをつくり、それにより社会に新しい価値を創造する役割を果たす企業組織のことをスタートアップと言います。

 

そのため、「既存の市場に参入して企業を成長させること」や「成功例のあるビジネスモデルを用いて起業する」といったことは、正確にいえばスタートアップには該当しません。

 

スタートアップの特徴5選

 

1、イノベーションの担い手である

 

 スタートアップの最大の特徴ともいえるのが、イノベーションである。イノベーションとは、新規の価値を生み出して変革を起こし、経済や社会に新たな価値を生み出すことを意味する。

 たとえば近年、IT業界ではSNSやAI(人工知能)、ロボット工学分野、IoT(モノのインターネット)などに関わる技術が新規開発され、人々のライフスタイルを一変させるような大きなインパクトを与えている。

こうした社会に大きな影響を与える新規の企業組織がスタートアップである。

「スタートアップ=イノベーションの担い手」であるともいえるでしょう。

 

 

2、社会貢献を目的とするケースが多い

 

 スタートアップの大半が、社会の中にある問題・不便を解説することを目的に開始される。

 「仕事探しを簡単にしたい」「芸術家を支援できる仕組みを作りたい」「家庭ごみの処分を簡単にできるようにしたい」など、社会の中にあるニーズをいち早く読み取り、既存にはないビジネスモデルを創出して事業展開を行います。

 

 

3、短期間で急速に成長する

 

 新規市場で新たなビジネスモデルを用いて事業展開を行うので、スタートアップは提供する商品・サービスの社会への浸透度が早く、一般的な企業に比べて成長の度合いが早い傾向にあります。

 ベンチャー企業を含む通常の企業の場合、既存の市場の中で自社の居場所を見つけて地位を確保し、安定的な収益を得るべく中長期的なプランを立てるのが通例です。

 一方、スタートアップではまったく新しい市場で一気に目標達成を図るべく、短期的なプランを立てることが多いです。

 Jカーブと呼ばれる成長曲線を描きます。

 

 

4、資金調達を投資で行う

 

資金著経つ方法は大きく分けて3パターン

・アセットファイナンス

・デッドファイナンス

・エクイティファイナンス

 

 一般的な企業だと資金調達の方法は金融機関からの融資がメインとなるが、スタートアップでは個人投資家やベンチャーキャピタルからの投資により資金調達を行う。

 この点は老舗の企業などとは大きく異なる点になります。

 

 

5、一時的な事業で成功後は売却

 

 スタートアップではある程度成功の目途が付くと、創業者が企業・事業を売却するケースが多く見受けられます。

 スタートアップの創業者にとっては社会貢献など立ち上げ時の目的がある程度達成されれば満足であり、従業員もそのことを前提にして働いているという面が強いです。

 この点も一般的な企業とは大きく違う点です。

 

■バイアウト・IPOがゴール

 

 スタートアップが行き着く先に、バイアウト(事業売却)とIPO(新規株式公開)があります。

 事業が一定のステージに到達すると、これまでの資金を回収し利益を得る時期に入りますが、バイアウトやIPOは資金の回収及び利益を得るために用いられる代表的な手法です。

 

 バイアウト:上場の有無にかかわらず、会社が大きな価値を生み出した段階でM&Aを実施。

事業を売却し、大きな利益を得ることができます。

 

 IPO:新規に株式を上場すること。

創業当初、資金面で応援してくれた投資家は、上場前から保有していた持ち株を上場後に売却し、大きな利益を得ることができます。

 社会的な意義も重要ですが、こうした出口戦略(EXIT)を目指すスタートアップは少なくありません。

 

 

●成功例

 

 メルカリやラクスル、会計ソフトのfreeeなどがスタートアップでの成功事例になります。

 

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