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起業前や起業直後の資金調達方法のまとめ②

~起業前、起業直後の資金調達方法~

 

今回は出資について確認していきます。

【出資】

 

 事業内容に魅力(投資家から見た投資価値)さえあれば、誰でもチャレンジできる。

 資金の受け取りとに資本の一部(イメージは株)を譲渡するスタイルが一般的。

 調達した資本を資本金に組み込むことができる。

 

クラウドファンディング

 購入型(非投資型)・・・①

 証券型(投資型)・・・②

 

・概要

 自らのビジネスアイデアをネット上でプレゼンし、目標額や期限を設定することで、それを見た特定多数の賛同者から資金提供や協力・支援を集めます。

 

 ①資金提供や協力・支援を受ける見返りとして、出資者へ金銭以外のモノやサービスなどの特典を設定する。

 ただし、見返りを設定しない「寄付型クラウドファンディング」もある(主に社会貢献活動など)

 

 ②資金提供や協力・支援を受ける見返りとして、出資者に対して金銭(分配金や株など)を設定する。

 見返りが分配金か株かによって、「ファンド型」「株式型」に分けることもある。

 

・対象

 

 特に条件はありません。

 

・補足

 

 1件1件は少額だが、広範囲の多数から出資を募ることが出来る。

 広報的な効果や、事前の市場調査の役割も期待できる。

 負債が増えずに済む。

 期間内の出資が目標額に達しない場合、プロジェクトが成立しない。

 多くの賛同を得られるかどうかは、その事業プラン次第。

 

・管轄

 

 国内の購入型だと「READYFOR」「Makuake」「CAMPFIRE」、証券型なら「FUNDINNO」などの募集サイトがあります。

 

以下の出資は起業前よりは起業後の法人様にオススメのものになります。

 

●エンジェル投資家

 

・概要

 

 エンジェル投資家とは、起業家のスタートアップを助ける個人投資のこと。

 

 個人所有の資金を投資するという点で、他社が出資した資金を投資するVC(下記の出資方法)とは異なる。

 

 エンジェル投資家の多くは引退した起業家や経営者で、純粋な経済的追及を超えて「起業家を育てたい」「自らの経験や人脈を有効活用したい」などの理由から投資を始めることが多い。

 

・対象

 

 それぞれの個人投資家の方針や判断による

 

・補足

 

 調達額はVCとクラウドファンディングの中間のイメージ。

 投資側の知見を活かした経営アドバイス、紹介、支援な。が期待できる。

 投資家との出会いや相性が非常に重要。

 

・管轄

 

 交流会やイベント、ピッチコンテストへの参加、マッチングサイトの活用、社会人塾への入塾などで出会いの可能性が広める

 

●ベンチャーキャピタル

 

・概要

 

 VCとは、事業会社や投資家から集めた資金を、スタートアップやベンチャー企業に対して提供する投資会社のこと。

 企業の上場前に投資し、投資先が株式公開した後に株式などを売却することで、大きな利益を得ることを目的とする。

 手堅く事業を展開する企業よりも、短期間で急成長の見込める企業が主な投資対象。

 投資の条件は、VC側の規定・方針、投資先の事業によって異なる。

 

・対象

 

 それぞれのVCの規定や判断による

 

・補足

 

 大きな調達額が見込めるのが、ハードルが高い(上場を狙うような有望な会社に限られる)

 VC側の知見を活かした経営アドバイス、紹介、支援などが期待できる。

 

・管轄

 

 数多くのVCあるので、HPで投資実績など見て、相性の良さそうなところに売り込みをしましょう。

 一度で成功するのは難しいので、反省点を見つけて次のアプローチに活かしましょう。

 

●補足

 

 本来は投資を本業としない企業(主に大手)が自社の事業分野と相乗効果を生み可能性のあるベンチャー企業に対して投資を行う「コーポレート・ベンチャーキャピタル(CVC)」もあるが、さらにハードルは高い。

 

 また、資金調達につながる「ビジネスコンテスト(ビジコン)」も増えてきているので、情報収集をしてみると良いでしょう。

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